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Q:上場廃止のJAL株、株価2円でも、売ったほうがいい?

日本航空の株を持っています。上場廃止が決まり、売買は2月19日までと聞きました。テレビのニュースでは、連日株価の下落が伝えられ、昨日なんて2円でした(私が買ったのは、330円のときでした)。
私は2000株を持っていますが、売っても、手数料を入れたら4000円にもなりません。
企業再生支援機構によって経営が仕切りなおされるのなら、このまま保有して、復活を待っていたほうがいいでしょうか。

回答売却損は、他の株の売却益と相殺できる。損を利用したほうがいい


日本航空の発表によると、「株主の権利は100%減資を含む大幅な権利変更が行われる」とあります。「100%減資」になれば、いまの株主は全員、その権利がなくなってしまいます。つまり、株主でなくなり、株券は、まさに紙くずになってしまうということです。


最終的には、今後の更正計画によって決められるので、現時点ではなんともいえませんが、ゼロになってしまうかもしれないというリスクを抱えたまま株を保有するよりは、株価がいくらでも、売ったほうがいいかと思います。


というのは、株の売却損は、他の株の利益と相殺することができるからです。
しかも、この損は、3年間繰り越すことができます。


たとえば、330円で買った株を2円で売ったら、
(330円―2円)×2000円=65万6000円
65万6000円の売却損になります。


2010年、他の株を売った儲けが35万円だとしたら、この損と相殺し、2010年分の株の売却益に対する税金はありません。
さらに、65万6000円から35万円を引いた30万6000円の損を、2011年にも繰り越すことができます。


このように、株の売却損は、節税に役立ちます。
紙くずにしてしまうなら、その前に、株を売って損を出しておいたほうがいいかと思います。


ちなみに、株主優待は、上場廃止後も、有効期限内で通常通り利用することができます。

回答者

ジョアン安倍

プロフィール

都市銀行、経営コンサルタント会社を経て、マネー関係のライターに。取材などから得た現場情報を質問の答えに盛り込んでいきます。ファイナンシャル・プランナーの資格も持つ。主な連載、「佐藤治彦とたまらん子のやさしい経済入門」(「サンキュ!」ベネッセコーポレーション)、「いまどきのマイホーム・マネープラン」(「ニューハウス」ニューハウス出版)など。


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| 2010年02月01日 |
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