ホーム > 暮らし > 「お金と法律」相談室 Q&A > Q:簿記2級を受けたいが、3級からのほうがいい? 簿記は、再就職にも役立つ?
33_soudan

Q:簿記2級を受けたいが、3級からのほうがいい? 簿記は、再就職にも役立つ?

来年、いよいよ定年退職です。その後も嘱託としての採用が決まっていますが、時間にずいぶんと余裕ができるため日商簿記2級を受けてみようかと思っています。
英語が得意だったので、英検はいきなり2級から受検して合格しましたが、簿記も2級からの受験で大丈夫でしょうか。それとも、やはり3級から受けたほうがいいのでしょうか。経理の経験は、ありません。
また、簿記の資格があれば、再就職にも有利でしょうか。

回答3級から勉強し、2級・3級の同時受験も可。簿記は、頭の体操にも役立つ。


簿記は、語学とは違います。経理の経験もないのであれば、順序良く3級から勉強したほうが、わかりやすく、スムーズに進めていけるかと思います。なお、日商簿記は4級からありますが、3級からで充分です。


試験範囲は、大まかに、3級が商業簿記、2級が商業簿記と工業簿記、そして1級が商業簿記、工業簿記、会計学となっています。
まずは、3級の商業簿記で、しっかり簿記の基本を学ぶことが、その後の簿記を理解する上での近道になるかと思います。


日商簿記の検定は、年に3回、2月・6月・11月に行われます。試験は級ごとに、1級と3級が午前、2級と4級が午後、と分かれています。
各級に受験資格はないので、3級が受かってないと2級が受験できないということはありません。3級から2級までをスピードで勉強できた場合は、午前中に3級、午後に2級と同じ日に2つの級を受験することもできます。


簿記の資格は、再就職の際、ないよりは有利かと思います。経理は、どこの会社でも必要不可欠な分野ですし、取引先や投資先の財務諸表を見るにも簿記の知識は必要だからです。
ただし、財務諸表などを読み込むには、3級や2級の知識だけでは、充分ではありません。
就職に有利、とまでいえるのは、やはり1級くらいになるでしょうか。


でも、とにかく、簿記は、3級から2級、2級から1級へと、取引がどんどん複雑になっても、最後は貸借が一致するというところに面白さがあります。
これは、まるでパズルのようで、頭の体操にももってこいです。


ちなみに、私事で恐縮ですが、私は何気なく始めた簿記3級で簿記の面白さにはまってしまい、2級、1級と進み、もっともっと簿記をやりたいという一心で、税理士試験の簿記論、財務諸表論までやってしまいました。財務諸表論までくると、単なる数字の計算だけでなく、どんな考え方で資本金に組み入れるのかとか、お金を内部に留保するのかとか、まるで経営者にでもなったかのように楽しかったのを覚えています。合格したときは、もう簿記ができないのかと寂しく思ったほどです。


趣味と実益を兼ねても、簿記の勉強は、ぜひ、オススメしたいです。

回答者

ジョアン安倍

プロフィール

都市銀行、経営コンサルタント会社を経て、マネー関係のライターに。取材などから得た現場情報を質問の答えに盛り込んでいきます。ファイナンシャル・プランナーの資格も持つ。主な連載、「佐藤治彦とたまらん子のやさしい経済入門」(「サンキュ!」ベネッセコーポレーション)、「いまどきのマイホーム・マネープラン」(「ニューハウス」ニューハウス出版)など。


スポンサードリンク

| 2009年11月23日 |
メルマガ登録・解除

読者登録規約
powered by まぐまぐ!