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<やりくり>Q:家計簿を活用するコツを教えてください。

いままでは家計簿をつけていなかったのですが、夫婦で年金生活に入り、先行きのやりくりが不安になってきました。友人から家計簿をすすめられたのですが、三日坊主にならずにつけ続ける方法や、書き方のポイントを教えてください。まだ、どのように役立てていけばいいかも、お願いします。

回答毎月、項目別に集計し、翌月の目標を設定。大切なのは、この繰り返し。


 家計簿は、つけるためにつけるのではなく、家計を管理するためにつけるもの。


 家計を管理するため、まずは、わが家の場合の項目別割合を知りましょう。
 項目には、どんなものがあるでしょうか。


 収入としては、「年金」「パート代」などがあるでしょうか。


 支出としては、「住宅関連費(家賃、管理費、住宅ローン返済、駐車場代など)」「保険料支払い(公的介護保険、民間の生命保険料や医療費など)」「水道光熱費」「通信費」「食費」「被服費」「交際費(冠婚葬祭含む)」「趣味」「雑費」などがあるでしょうか。


 そして、「貯蓄」の項目も必要です。


 家計簿をつける最初の目的は、項目別の割合を知ることです。


 ひと月、家計簿をつけたら、上の項目別に集計してみます。
 …家計簿は多種多様ありますが、大半のものが項目別に集計できるようになっています。使いやすい集計ページがない場合は、自分ならではの集計ノートを作ってもいいと思います。


 項目別の集計したら、項目別に、全体に対する割合を計算します。


(項目別金額) ÷ (ひと月の支出合計) × 100 =(    )%
※確認:項目別割合の合計は、100%になっていますか?


 たとえば、住宅関連30%、保険関係10%、水道光熱費8%、通信費3%、食費25%、趣味9%、被服5%、交際費10%、貯蓄0%となったとします。


 次は、来月の家計目標を設定します。


 年金やパート代など、収入の合計に上の割合を乗じ、来月の支出の目安を計算します。


 そして、来月の予定によって調整を加えます。たとえば、冠婚葬祭があるのなら交際費の割合を多くし、その分、どこかを抑えるといった具合です。


 また、毎月貯蓄がゼロでは問題です。貯蓄は毎月何パーセントにするのか、または最低2万円は貯蓄に回すなどの目標を設定し、実現していきましょう。


 こうして、来月の支出全体を俯瞰し、項目別の目標を設定します。


 どうしても、支出が収入を上回ってしまいそうなら、貯蓄の取り崩しも必要かもしれません。そんな場合も、こうした作業を経ていれば、覚悟の上の取り崩しですから、ズルズルと取り崩してしまうことはありません。


 このように、毎月、その月分を項目別に集計し、反省し、翌月の目標を設定する。この繰り返しをフォローするのが家計簿です。

 なので、実は、この繰り返しができるのなら、家計簿をつける必要はありません。いまどきは口座引落も多いので、通帳が家計簿代わりになり、現金払いのものは、レシートや支払い明細などを項目別にまとめておき、それを月末に電卓で計算する、というのでも構いません。


 毎日家計簿をつけるのは、どうしてもムリというのなら、「通帳+レシート方式」で集計ノートをつけていくというのでもいいかと思います。

回答者

ジョアン安倍

プロフィール

都市銀行、経営コンサルタント会社を経て、マネー関係のライターに。取材などから得た現場情報を質問の答えに盛り込んでいきます。ファイナンシャル・プランナーの資格も持つ。主な連載、「佐藤治彦とたまらん子のやさしい経済入門」(「サンキュ!」ベネッセコーポレーション)、「いまどきのマイホーム・マネープラン」(「ニューハウス」ニューハウス出版)など。


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| 2009年05月04日 |
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