
<資金>Q:親の介護があり、子どもへの仕送りの負担が心配です
来年、末の子どもが大学に進学する予定です。地方に住んでいるため、入学後は1人暮らしをさせることになると思います。親の介護もあり、学費や仕送りなど、いったいどの程度の資金が必要なのか気になります。目安になる金額を教えてください。
文部科学省の学生生活調査(※)によると、次のようになっています。
※日本学生支援機構(平成16年度調べ)
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/index35.htm
いまのところこれが最新のデータですが、やや古いといえます。
学費(授業料、課外活動費、通学費など)
国立大学(昼間部):年間63万7700円
私立大学(昼間部):年間132万2500円
実際には大学や学部などによって異なりますが、学生生活調査によれば、4年間で国立大学なら約255万円、私立大学なら約529万円の学費がかかることになります。
また、生活費は親元と下宿などとでは大きく異なります。
生活費(食費、住居費、日常費など)
自宅:年間41万2300円
下宿・間借りなど:年間117万9500円
実際には、これまでの生活水準や地域によっても異なりますが、この調査によれば、4年間で自宅通いなら約165万円、下宿や間借りなどなら約472万円の生活費がかかることになります。
もしも、1人暮らしで私立大学に通うとすると、4年間の学費と生活費は、なんと1000万円を越えます。子どもにもアルバイトなどでがんばってもらうとしても、親としてかなりの覚悟と資金準備が必要といえるでしょう。
なお、資金を工面する場合に、まず検討したいのが奨学金です。
たとえば、日本学生支援機構の奨学金なら、いずれは返還する義務がありますが、無利息のものや、利息があっても在学中は無利息で3%という上限金利が決められているなど安心です。
このほか、奨学金には、大学独自のものやさまざまな教育機関が制定している制度などいろいろあります。高校時代の成績など、一定の貸与基準もありますが、銀行などの教育ローンに比べると、かなり有利で安心です。
回答者
ジョアン安倍
プロフィール
都市銀行、経営コンサルタント会社を経て、マネー関係のライターに。取材などから得た現場情報を質問の答えに盛り込んでいきます。ファイナンシャル・プランナーの資格も持つ。主な連載、「佐藤治彦とたまらん子のやさしい経済入門」(「サンキュ!」ベネッセコーポレーション)、「いまどきのマイホーム・マネープラン」(「ニューハウス」ニューハウス出版)など。
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