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<運用・投資>Q:証券会社から退職金の運用先にと、FXを薦められました。

 FXといえば、昨年、ふつうの主婦が4億円も儲けて脱税したというニュースもありました。興味もある一方で、怖さもあります。証券会社は大手なので心配ないかと思いますが、FXという取引は私にもできるものなのでしょうか。

回答 FXは、外国為替証拠金取引というもので、ハイリスク・ハイリターンと言われています。


 簡単に言えば、自分のお金を担保に高額なお金を借りて、外貨を購入。為替の変動によって大きな儲けを得るというものです。


 大きな儲けを得たときは、儲けから借りたお金も悠々返すことができますが、為替によっては大きな損を出すこともあります。損が出たときは、自腹を切ってお金を返すことに。


 つまり、元本割れです。為替によっては大きな儲けも得られますが、大きく元本割れになることも。ハイリスク・ハイリターンといわれるのは、このためです。


 ただし、リスク管理をきちんとしていれば(無理をしない、欲をかかないなど)、そうムリな取引でもありません。取引をいつまでに決済しなければならないという期限はありませんから、為替が好転するまで持ち続けても構いません(あまりに損が拡大しそうなときには、マージンコールという強制決済もありますが…)。その間は、スワップという利息もつきます。


 しかし、一番難しいのが、このリスク管理というのも事実です。

 FXは、儲けが大きいので、どうしても欲が出てしまいます。欲が出るとムリな取引をしがち。そうなると、ハイリスクのほうにハマってしまうのです。


 退職金の運用先にFXが向いているかどうかですが、退職金を老後の生活費として確保すべきものであれば、FXなんてとんでもありません。地道な定期預金や個人向け国債など、絶対に元本割れはしないというものがよいでしょう。


 一方、他にも資産が潤沢にあり、生活費や万一のときの急場資金なども既に確保できているようなら、FXにチャレンジするのもいいかと思います。

回答者

ジョアン安倍

プロフィール

都市銀行、経営コンサルタント会社を経て、マネー関係のライターに。取材などから得た現場情報を質問の答えに盛り込んでいきます。ファイナンシャル・プランナーの資格も持つ。主な連載、「佐藤治彦とたまらん子のやさしい経済入門」(「サンキュ!」ベネッセコーポレーション)、「いまどきのマイホーム・マネープラン」(「ニューハウス」ニューハウス出版)など。


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| 2008年01月28日 |
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