
<運用>Q:55歳独身ですが、老後のために積み立てをしようと思いますが、アドバイスをお願いします。
いま55歳の女性で、20歳からずっと働いていますが、独 身なので年金だけでは何かと老後が不安です。老後のために月に3万円ずつ積み立てようかと思っていますが、いい方法があれば、アドバイスをお願いします。
銀行の自動積立定期預金でコツコツと
100年に1度といわれるほどの金融危機のいま、「有利な積立はコレ」と、なかなかいえないのが正直なところです。
為替の円高や株価の低迷というのは、むしろ買いのチャンスともいえ、ドル預金の積み立てや日経平均インデックスの積立投信なども面白いのですが、大切な老後資金ともなれば極力、リスクなく積立てたいもの。イザというとき元本割れでは、泣くに泣けません。
やはり、銀行や郵便局の自動積立定期預金が、元本を着実に貯めていくという意味では安心でしょう。月に3万円で、65歳までの10年間では、360万円の元本になります。
また、年に4回、個人向け国債が販売されます。個人向け国債は、銀行の預金よりも若干、金利が有利になっていますので、個人向け国債を年に4回、積立感覚で購入するのもいいでしょう。個人向け国債については、3月17日のQでも、扱っています。
また、国民年金基金に加入し、積立感覚で掛け金を支払っていくのもいいでしょう。ただし、国民年金基金の場合は、65歳から年金として支払われるので、自分の都合で引き出すことができません。3月5日のQでも扱っていますが、84歳以上長生きすれば元がとれますが、その前に亡くなってしまうと元本割れでおしまいということに。
35年以上の勤務で、退職金が期待でき、急な用立てのための貯えは、こちらでできるということならば、国民年金基金もいいかと思います。
なお、勤務先に財形貯蓄の制度があるのなら、財形住宅や財形年金をはじめてはいかがでしょう。給与天引きで確実に貯まりますし、元本が550万円まで利子などに税金がかかりません。財形住宅は、マイホーム取得を目的とした貯蓄で、マイホーム取得以外で引き出した場合は利子に対する非課税制度はなくなりますが、このペナルティも遡ること5年まで。5年以上積立る場合は、5年を超えた分は非課税になるので有利です。
回答者
ジョアン安倍
プロフィール
都市銀行、経営コンサルタント会社を経て、マネー関係のライターに。取材などから得た現場情報を質問の答えに盛り込んでいきます。ファイナンシャル・プランナーの資格も持つ。主な連載、「佐藤治彦とたまらん子のやさしい経済入門」(「サンキュ!」ベネッセコーポレーション)、「いまどきのマイホーム・マネープラン」(「ニューハウス」ニューハウス出版)など。
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