
<保険・保障>Q:30代で入った保険、このまま65歳まで払えるか不安です。
30代で入った死亡保障5000万円の保険をいままでなんとなく継続してきましたが、更新のたびに保険料が上がり、このまま65歳まで払えるか不安になっています。何か、よい方法はありますか?私は現在40歳。8歳と5歳の子どもがいます。

まずは保障内容をじっくりチェック! 「減額」「払い済み」という方法もある
保険料の支払が厳しい場合に、フッとよぎるのが「もう辞めたい」「解約しよう」という思いでしょう。でも、解約したら、すべてがおしまいになってしまいます。その前に、これまでの契約をなんとか生かす方法はないものか、模索してみることも必要です。
まずは、いまの保障内容でよいものか、保険の中味をジックリ確認してみることが必要です。
死亡保障が高額な5000万円ということは、主契約の終身保険に特約の定期保険をセットした「定期特約付終身保険」の可能性が大。定期特約は65歳までついている、ということでしょうか。
定期特約は、子どもの就学時期に万一のことがあったら大変と、つけるのが一般的です。下のお子さんが大学を卒業するまでとしたら、あと17年。がんばれそうなら、とにかくそこまでこのまま保障を確保して、親の責任が晴れた57歳のときに、定期特約部分だけを解約するのが望ましいと思われます。
そこまで持たないという場合は、保障を「減額」する方法もあります。保障額を減らすことで、保険料を減らすことができます。減額は一部を解約することになりますので、ケースによっては解約返礼金が戻ってくることもあります。ただし注意したいのは、入院特約などその他の特約も、同時に減ってしまうことがあります。どの程度減額するのか、総合的に判断しましょう。
また、保障内容をよく確認して、死亡保障の部分は触らずに、不必要な特約部分だけを解約していくという方法もあります。
また、もう1円たりとも保険料が支払えないという場合は、「払い済み」という方法もあります。これまでの積み立て金を一時払い保険料にあて、それでまかなえる分だけの保障を確保するという方法です。この場合は、特約は一切解約され、保障期間もまかなえる期間だけに縮小されます。ほんの少しでも、とにかく保障を残しておきたい場合に使えます。
また、払い済みにしたものは、将来「復旧」することも可能です。余裕ができたときに、また保障を戻すこともできます。特に、10年前に加入された保険であれば、保険料を決めるベースとなる「予定利率」が、比較的高かった頃のものと思われます。この頃の保険は貯蓄率も高かったので、払い済みの効果も高いといえます。
死亡保障というと、すぐに民間の生命保険を思い浮かべますが、実は、公的保障である遺族年金もあります。すべてを生命保険でまなかおうとすると保障額も高くなってしまいますが、保障のメインを遺族年金とし、生命保険は補完のためと考えれば、実は、そんなにいらないこともわかります。保障は厚ければ厚いほど安心ですが、その分、保険料も高くなってしまいます。どの程度で割り切るのかも、大切な決断です。
回答者
ジョアン安倍
プロフィール
都市銀行、経営コンサルタント会社を経て、マネー関係のライターに。取材などから得た現場情報を質問の答えに盛り込んでいきます。ファイナンシャル・プランナーの資格も持つ。主な連載、「佐藤治彦とたまらん子のやさしい経済入門」(「サンキュ!」ベネッセコーポレーション)、「いまどきのマイホーム・マネープラン」(「ニューハウス」ニューハウス出版)など。
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