
<運用・投資>Q:個人向け国債「変動10年」と「固定5年」、どっちを選べばいい?
40代の主婦です。友人が「個人向け国債」を購入したそう。私も、興味津々です。近く満期になる積立定期預金100万円で購入しようと思っていますが、個人向け国債には「変動10年」と「固定5年」があるとか。どちらを選べばいいのでしょう。迷っています。

金利の上昇を期待しつつ、お楽しみ感覚で運用したいなら変動10年
わからないのはイヤ。受け取る利子をキッチリ把握したいなら固定5年
その名の通り、変動10年は満期10年の金利のタイプが変動金利型、固定5年は満期5年の固定金利型。いずれも利子は満期までの間、半年ごとに受け取ることができますが、その計算方法が大きく違います。
変動金利型は、半年ごとに金利が見直されます。発行時の金利が5%でも、半年後には6%に上がっているかもしれませんし、逆に4%に下がっているかもしれません。金利情勢によって、受け取る利子が左右されることになるわけです。しかし、ゼロ金利政策も解除され、いい加減、金利も上昇していくであろうと期待しつつ、実勢金利についていきたいなら、こちらがいいといえるでしょう。
一方、固定金利型の固定5年は、購入時の金利が満期まで続きます。たとえば、発行時の金利が5%なら、ずっと5%で計算されます。5年間で受け取る利子を事前に把握できるため、資金計画が立てやすいのです。購入時にきっちりと運用成果を把握しておきたいなら、こちらがいいといえるでしょう。
減る可能性もあるけれど、増える可能性にかけてみたい、というならなら変動10年
自分が想定した利息から1円でも減ってしまうのはイヤ、というなら固定5年
が、いいでしょう。
なお、いずれも満期は10年と5年になっていますが、途中で換金することも可能です。元本割れはありませんが、途中換金のペナルティとして変動10年は2回分の、固定5年は4回分の利子を差し引かれることになっています。
ちなみに、平成19年9月6日~9月28日に募集された分の適用金利は、変動10年が0.85%、固定5年が1.15%となっています。発行時の金利だけを比べれば、固定5年のほうが高く設定されています。
「スタート時点では負けるけれど、5年の間には1.15%を超えているだろう」と予測するなら変動10年がいいでしょう。「相変わらずの低金利、5年で逆転は無理」と予測するなら固定5年がいいでしょう。
回答者
ジョアン安倍
プロフィール
都市銀行、経営コンサルタント会社を経て、マネー関係のライターに。取材などから得た現場情報を質問の答えに盛り込んでいきます。ファイナンシャル・プランナーの資格も持つ。主な連載、「佐藤治彦とたまらん子のやさしい経済入門」(「サンキュ!」ベネッセコーポレーション)、「いまどきのマイホーム・マネープラン」(「ニューハウス」ニューハウス出版)など。
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