
元気な脳で「うつ」を寄せつけない!
何もやる気になれない、眠れない、イライラする・・・。あなたはこんな症状が続いていませんか?

あなたのうつ度をチェックする
□1日中ゆううつだ
□やる気が起こらない
□頑張ってやろうとしてもできない
□落ち着かない
□イライラして、集中できない
□何をしても楽しくない
□急に悲しくなったり、落ち込む
□眠れない
□食欲がない
□体がだるい
□外に出たくない
□人に会いたくない
□おしゃれをする気になれない
□テレビや新聞、本も見たくない
□これまで好きだったことにも興味がなくなった
これらの症状がいくつかあてはまる人で、その症状が2週間以上毎日続いているようなら、「うつ病」の心配があります。いますぐ、専門医に相談しましょう。
介護世代は「うつ病」の予備軍!?
厚生労働省の調査によると、2人に1人が「ストレス」を感じているという結果がでているように、現代社会では、ストレスがさまざまな不調のキーワードになっています。ストレスが引き金といわれる病気に「うつ」があります。特に最近では、中高年の「うつ」が深刻な問題になっています。
「うつは脳にとっても大きな障害です。特に高齢者のうつはボケにつながります」と、警告を発するのは、浜松医科大学名誉教授の医学博士、高田明和先生。
うつは心の風邪といわれるように、誰にでもかかりうる病気です。ストレスが重なると、脳の中のセロトニンやドーパミンという物質が減少して、うつ病を引き起こすことが分かっています。特に、40代後半から50代に更年期を迎える女性は、女性ホルモンが急激に減少する影響でセロトニンの分泌が減り、精神的に不安定になりやすいといわれます。さらに、介護や子どもが巣立ってしまったあとの空虚さなど、環境の変化も大きな要因です。また、男性の場合は、50代から60代にかけての定年の文字がちらつく頃更年期を迎えます。最近の研究では、男性も更年期には女性と同じような症状が起こることが分かっています。
一番の楽しみがおもしろくなくなったら「うつサイン」
「よく、ふさぎ込んでいる人に気分転換をしなさい、とアドバイスしますが、気分転換ができるくらいならうつ病にはなりません。温泉に行って気晴らししようとか、気の合う人とお酒を飲んで憂さ晴らしができる人はうつではありません」(高田先生)
つまり、「これさえやれば楽しくなれる」はずの特効薬が効かなくなったら、「うつのサイン」というわけです。風邪もこじらせると大病につながるように、心の風邪も早めの治療で、元気を取り戻すことが大切です。
「うつ」を寄せ付けない「脳が喜ぶ生活」
心の風邪といわれるうつ病も脳の免疫力を高めれば、発症を防ぐことができます。うつ病になりやすいのは、つらいと思っても1人で、「・・・ねばならない」と頑張ってしまう人。高田先生が提唱する、「うつ」を吹き飛ばす生活習慣を実践して、うつ思考を吹き飛ばしましょう。
1. 大きく深呼吸をする
気分がふさぎ込んでいるときやイライラしているときは、ラクな姿勢で大きくゆっくり深呼吸してみましょう。ざわついた気分がスーッと鎮まります。
2. 1日15分、太陽の光を浴びる
太陽の光はセロトニンの分泌を活発にします。特に朝の光を浴びることが大切。紫外線対策をしながら散歩を習慣にしましょう。
3. 好きなことに夢中になる
習い事を始めてみるのもよし、韓流スターに夢中になるのもよし、夢中になっているときの幸せ気分、これがうつに克つ力です。
4. 鏡の前で笑顔をつくる
歯を磨くとき、手を洗うとき、鏡を見たら笑顔をつくってみましょう。作り笑いも続けているうちに本物の笑い顔になってきます。
5. ウォーキングなどで体を動かす
体を動かすことで脳も活性化します。特別なスポーツでなくても、ウォーキングやストレッチなど意識して体を動かしましょう。
お話をうかがった方:高田明和先生
医学博士・浜松医科大学名誉教授。脳とストレスの関係を研究し、独自の「うつ処方箋」を提唱。『うつな気分が消える本』(小学館)『ボケない人になる23の方法』(中経の文庫)など著書多数。
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