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介護—現場からの検証

介護保険の現実はどうなっているのだろうか?

介護—現場からの検証 表紙


2000年に発足した介護保険だが、確固たる骨組みや将来への展望がないまま制度が執行され、今、利用者だけでなく、現場からも「「介護予防」とは?」「サービスを充分受けられない」「地域格差が拡大している」「介護士では生活できない」といった戸惑いの声が挙がっている。


著者は地域包括支援センター勤務(社会福祉士・ケアマネジャー・介護福祉士)後、現在、淑徳大学准教授。教鞭を執る傍ら非常勤ケアマネジャーとしても勤務、という経歴の持ち主。そのため、政府関係者など、政府や役人の立場から書かれている上から目線ではなく、また、学者や専門家などの常識的な視線とも違い、現場のことに精通しているからこその介護保険制度の実態が分かる。
この先、介護保険制度はどうなっていくのか、サービス利用者、その家族、介護従事者、行政担当者、政治家等、多数の関係者へのインタビューをもとに、早急に求められる処方箋を考察している。
財政問題や人材問題、介護の光と影の問題があぶり出され、「今」の介護事情がよく分かる。介護保険制度を利用するときになってから、学ぼうとしてもなかなかできない。まだ先の話と思っている人ほど読んで欲しい一冊だ。


著者:結城康博
出版社:岩波書店
新書:224ページ
価格:798円



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| 2010年03月05日 |
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