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妻のために生きる―読む介護BOOK

団塊世代のオヤジたちよ、
愛する妻のために生きれるか?

妻のために生きる  表紙


著者:塩崎周司@siozy
出版社:ザメディアジョン
単行本:208ページ
価格:1500円


 「男というのは身勝手なものである。夜遅く帰ってきて「おい、メシ、風呂、酒、寝る」とだけ言っておれば、酒が出て、食事が用意されて、風呂の準備ができて、布団まで敷いてくれる。『持つべきものは女房かな』と感謝すればいいものを、決して口に出しては言わない。してくれるのが当たり前、という顔をする。なんたる横着。なんたる倣岸。これ、じつは私のことです」こんな書き出しで始まるブログ、「siozyの介護日記」。siozyこと塩崎周司さんは、まさに団塊の世代、家のことは全て妻に任せっきり、社長としてバリバリ働いていた時のこと、55歳の若さで妻が脳梗塞で突然倒れたのだ。さあ、困った、どうしよう。ほとんどの夫がただオロオロするだけに違いない。ところが、著者は、そのときキッパリ「妻のために生きる」と宣言して、妻を介護しつつの主夫生活に入ったのだ。この潔さ、世の団塊世代の亭主殿に真似できるだろうか?


 本書は、中国新聞で連載された介護エッセー「これがおやじの生きる道」と、著者のブログ「siozyの介護日記」をまとめた2部作になっている。


 男手ひとつで介護生活といえば、うら寂しく感じるが、常に前向き、軽妙闊達な文章で笑いあり涙ありの介護生活が描かれている。そこには悲壮感はなく、第二の人生を前向きに、楽しく歩んでいこうという意志と大きな愛が感じられる。


 同世代のお父さんはもちろん、奥さま方にもぜひ読んでいただきたい。ともに白髪が生えるまで・・・とは、夫婦で最後まで支え合う生活のことなんだと、あらためて感じる。




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| 2009年08月19日 |
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