
「老人ホーム」にはいろいろな種類がある
高齢者が暮らす自宅以外の住居には、事業主体や入居対象者、費用などによって、いくつかの種類があります。
たとえば、ひとまとめに「老人ホーム」と呼ばれているものだけでも、「特別養護老人ホーム」「養護老人ホーム」「軽費老人ホーム(A型・B型・ケアハウス)」「有料老人ホーム」と大きく4種類に分けられます。
有料老人ホーム以外の3施設は老人福祉法によって設置された「老人福祉施設」ですが、有料老人ホームは法人などによって運営される「集合住宅」であり、福祉施設ではありません。

よく“何百人待ち”などと噂されるのは「特別養護老人ホーム」のことですし、“入居するには何百万”などと溜め息もので語られるのは「有料老人ホーム」のこと。これらも利用条件などによって細分化されているのですから、シニアの施設事情は複雑です。
シニア世代の施設や住まいを選ぶ際には、どの程度の介護が必要か、費用はどれぐらい捻出できるかなど、将来をしっかり見据えて考える必要があります。
そのためには、まず、それぞれの施設がどんな人を対象とし、どのような特徴をもっているかを把握しておきましょう。
なお、介護保険が利用できる施設でも、介護保険でカバーできるのは必要最低限のサービスだと考えておいたほうがいいでしょう。介護保険を超えてサービスを利用した場合は自己負担金が発生しますし、介護保険の対象外のものもあります。介護保険でどの程度までのサービスが受けられるのか、それ以外にはどんな費用が求められるのかは必ず前もってよく確認を。
