
Q:施設が人を選んでいるようで、釈然としません
認知症の母(84歳)に、小規模多機能施設を利用させていただきたいと考えましたが、当面はその施設には空きが無いと言われ、現在は同じ会社が運営しているデイサービスを利用しております。しかし、「通い」だけでなく「泊まり」のサービスも受けたいからこそ、折に触れて小規模多機能施設への移行を問い合わせるのですが、「空きが無い」「定員自体に空きはあるが、[通い]の利用枠が云々」と、とにかく断られてばかりいます。それでいて、母より後に申し込んだ方は、すぐにその施設が利用できていると噂で聞き、疑問を感じてしまいました。確かに、母は徘徊などが盛んで、手がかかるのかも知れませんが、施設が人を選んでいるようで、釈然としない思いです。
介護サービスの事業所には、[提供拒否の禁止]という原則があり、基本的には利用の申し込みを断ってはならないという基本的姿勢があります。
しかし実際に、定員に空きが無かったり、その施設の設備、人員配置に利用者の状態が適さない場合(重度の医療的ケアや、専門的なリハビリを要する等)は、他の施設を検討した方が良いこともあります。また、利用開始の時期に関しても、その高齢者の状況に応じた優先順位の変動などで、必ずしも申し込み順では無い場合があります。
とは言え、施設側の説明に納得がいかず、不安を抱えたままでいることは、好ましくありません。まずは、ご希望に沿えるまで施設の担当者やケアマネジャーと、粘り強く細やかな協議を続けられる事をお勧めします。
また、施設側の態度に矛盾を覚えたり、誠意が感じられない場合は、他の施設を検討されても良いと思います。大切なお母様を託す施設選びですので、様々な選択肢も考慮してみて下さい。
回答者/佐藤 弘一郎(社会福祉主事)
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