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Q:父が薬を飲むのを忘れているようです

 近所で一人暮らしをしている父(85歳)についてですが、最近は体調不良を訴えることが多くなり、私が通院に付き添っています。身の回りのことは概ね自立できているようですが、どうやら医院から貰っている薬を、飲み忘れていることがあるようなのです。
 朝・昼・夕と、血圧や胃腸の薬が処方されていますが、過ぎた日付の書かれた薬の包みを見つけた際に私が問いただすと「調子の良い日は薬を飲まない。かえって害になるから」と、言い返してきます。頑固な性格なので、怒り出す前に私も意見を止めますが、様々な持病のある父の健康維持を考えると、不安になります。

回答 医師から処方された薬は、用法・用量などがキチンと定められています。それを、継続的に服用することで、症状の緩和や悪化防止が図られるわけですから、その日その日の体調や気分で、飲む・飲まないを自己判断することは、健康にとって大きな危険となります。お父様には、ぜひ、長い目で考えた健康維持の大切さを説明し、正しい服薬をするよう、適宜に話し合われてみてください。日付や曜日が分かりやすく書かれた薬箱を利用したりと、管理の方法に工夫をしてみるのも、良いでしょう。また、ご家族様の進言では理解が難しい場合は、主治医より提言してもらうなどの協力を取り付けるのも、効果的な場合があります。


 また、高齢による軽度の認知症などで薬を飲み忘れている可能性が少なからず考えられる時には、早期に主治医を受診し、認知症の有無についての診断を受けることも、お勧めします。


 認知症と診断され、要介護認定を受けた場合には、訪問介護(ホームヘルパー),訪問看護などによる、服薬の介助や管理(訪問看護のみ),服薬に向けた見守りや声掛けなどの、介護サービスが受けられます。


 服薬の乱れは、健康や生命の危険に直結する一大事です。お父様の望む健康な在宅生活を継続するためにも、様々な観点からのサポートを試みることが重要です。


回答者/佐藤 弘一郎(介護福祉士)

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| 2009年07月24日 |
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