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Q:母が頑なに認知症の父へ睡眠薬を服用させようとしません

認知症で昼夜逆転が激しい父(83歳)に、主治医から睡眠薬が処方されましたが、母は頑なに拒否して服用させようとしません。相変わらず夜に大声で騒ぎ徘徊する父に困り果てて、母に服薬を勧めても「あれ(睡眠薬)は悪い薬。飲ませて大変なことになったらどうする!」の一点張り。薬自体も、どこかに隠してしまいました。確かに、私も睡眠薬には何となく怖いイメージを持っていますが、父にはグッスリと安眠して欲しい気持ちもあります。どうすれば良いでしょうか?

回答 現実的に、医師の指示による用量・用法で処方される睡眠薬で、生命に危険が及ぶ事は、まず有り得ません。むしろ、お父様の生活改善の一助となるべく処方された大切な薬ですから、お母様には安全性を丁寧に説明して、服用に向けた協力をしてもらいましょう。


 睡眠薬については、ドラマなどで良からぬ場面(犯罪など)に悪用されることが多いせいか、感情的に拒否感を抱かれる方は少なくないようです。


 しかし、現実とドラマは区別して考えていただくことは勿論、あくまでもお父様の健康と安全のために必要と判断された処方であることを、理解してもらうことが重要です。夜間に徘徊することは、ご家族様の負担になるばかりでなく、暗い足場での転倒や転落など、ご本人にとっても大きなリスクを伴います。また、不眠によるストレスが増幅・蓄積されていき、更なる心身の状態悪化を誘発する危険性もあります。


 ご家族様だけで、お母様への説得が難しい場合は、主治医やケアマネージャーなど、お父様の医療・介護に当たるスタッフに、口添えしていただくこともお勧めします。

※睡眠薬を服用することで、夜間は安眠できても日中の活力が低下する…という場合もあるようです。ご本人に適した用量・用法については、ご本人の様子を主治医に報告しながら、適宜に調整してもらうのも良いでしょう。


 また、デイサービスなどの介護サービスを活用し、日中の活動性を確保して生活のリズムを整え、夜間の安眠に繋げることも、方法の一つです。


回答者/社会福祉主事 佐藤弘一郎

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| 2008年01月30日 |
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