
Q:高齢者は水分消費が少ない気がしますが、水分補給は重要ですか?
12月19日付けの質疑応答で、水分補給の大切さを説明されていましたが、老人はあまり汗もかかず、排泄の量も少ない気がします。それでも、説明にあったような量(食事・飲み物などを合わせて約2,500ml)の水分補給は必要なのですか?
健康な状態の成人であれば、1日に1,500ml前後の排尿があります。もちろん、便にも水分が含まれています。
また、不感蒸泄(ふかんじょうせつ:感じてはいないが、汗や吐く息で水分が逃げる)による水分の放出も、実に1,000ml弱に及ぶといわれています。気付かずに掻いている汗や吐く息でも、500mlペットボトル約2本分の水分が毎日失われている…とお考えいただければ、より実感が湧きましょうか。
このように、排泄や不感蒸泄によって排出される1日約2,500mlの水分は、健康な肉体を維持するため(老廃物や毒素の排出など)に、必要不可欠な“喪失”なのです。
だからこそ、それに見合っただけの新鮮な水分補給は、欠かすことができないわけです。ちなみに、寒い冬はトイレが近くなりがちなこともあって、ついつい水分摂取を控えてしまいがちです。しかし、夏は暑くて汗を掻きやすいのと同様、冬は空気の乾燥や暖房などで、水分が多く失われる季節でもあるのです。
季節の別なく、1日1日の健康のために、適切な水分摂取を心がけて下さい。
回答者/社会福祉主事 佐藤弘一郎
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| 2008年01月16日 |
