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Q:72歳の母が68歳の男性と交際しているようで心配です

近所に住む72歳の母は今でも一人で元気に暮らしていますが、昨年からデイサービスを受け、週に2回センターに通っています。最近、そこに通う68歳の男性と親しくなったようで、時々家に招いてお茶を飲みながら話すこともあるようです。でも、高齢となった今頃に、男女のおつきあいというの見ていて感心しません。母に忠告したほうがいいでしょうか?

回答社会的交流の促進を図るデイサービスを活用し、それが私的な交友範囲の広がりにも結びついていくことは、高齢者にとって好ましいことだと思います。また、異性の友人ができることは、同性の友人づきあいにはない、心を弾ませ、生活意欲や活力が高まるなど、素晴らしい“効力”があるといわれます。


とある老人ホームでは、女性のご入居者に、久々のお化粧を勧めてみたところ、とたんに表情が活き活きとし、いつにない元気が得られたとのこと。そればかりでなく、男性のご入居者もお喜びになり、会話を楽しんだり、性別を問わない友達の輪が広がって、とても雰囲気が明るくなったそうです。


いくつになっても、[男らしさ][女らしさ]を持ち続けることは、心身に健康なメリハリをもたらす、大切な文化的習慣なのです。そしてそれは、当たり前の生活感への回帰であり、少しも妙なことではありません。それを「年寄りなのに、化粧なんて…!」とは、決して考えませんよね。


話が逸れました。
お母様の場合は、素敵な異性のお友達ができたことで、より一層、生活に弾みができたのでしょう。そのご友人の男性も同様かと思います。ただ、私達であれば、簡単にレストランや行楽地へ行ったりできるところを、行動範囲が限られがちな高齢者の場合は自宅での交流が中心となるだけに、余計、“深い仲”に見えてしまうのかも知れませんね。


まずは、あなた自身が良き理解者となってお母様のご様子をあたたかく見守りましょう。おひとり暮らしであればなおのこと、いつまでもお元気で活き活きとしていただきたいものです。
老若男女を問わず、みんなが一個の人間です。それぞれの価値観で前向きに生活するための要素は、お互いに理解し、尊重していくことです。


日本には “慎み”や“恥”を重んずる文化的な風潮が非常に強く、老人の異性間の交流については、自他の場合を問わず、とても慎重に考える傾向が多いようです。


しかし、衣食住に不自由が無いだけでは、心を満たせないことも多いのではないでしょうか。そのことは、私たちも高齢者も同じです。年齢に関わり無く、素敵な異性とのおつきあいは、心身に 強く大きな活力を与えてくれます。人生80年の時代、お互い、いつまでも みずみずしい心を持ち続けて生きたいですよね。


回答者/社会福祉主事 佐藤弘一郎

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| 2007年08月30日 |
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