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Q:介護保険で浴室に手すりや浴槽に階段をつけたいが・・・

父は85歳、母は78歳ですが、まだ元気で畑仕事をしています。でも、時々足がよろけることがあり、お風呂場での転倒が心配です。浴槽も深く、母はまたぐのもつらそうです。転ばぬ先の杖で、手すりや浴槽に階段をつけたりしたいのですが、介護保険は使えますか?

回答浴室は、他の部屋との温度差が大きく、加えて、お湯につかって急激に体を温めるため、体調に変化が起こりやすい場所です。また、濡れた床や浴槽の底は滑りやすくなっています。着衣も無い状態での転倒は、大きな怪我にもつながるので注意が必要です。


介護保険には「福祉用具購入」「住宅改修」といったサービスがあり、それぞれ、浴室の環境整備にも活用することができます。

入浴用の福祉用具には、


1.浴槽用手すり:浴槽の縁を挟んで固定する、着脱可能の手すり。様々な形とサイズのものがあり、本人の動作に適した位置に取り付けができます。


2.浴槽台:背もたれの無い低いイスのような形状で、浴槽内の底に置き、踏み台的な役割を果たします。脚部には吸盤がついており、より安定して踏み込めるものもあります。


3.バスボード:浴槽の一端(縁と縁の間)に差し渡す、丈夫なプラスチック製のボード。いったん、そこに腰掛けてから、ゆっくりと足を洗い場の床から浴槽の底に移すことができます。


など、いろいろな用途の器具があります。ケアマネジャーや福祉用具専門相談員などのアドバイスを参考に、選考すると良いでしょう。こうした福祉用具の購入に対して、介護保険サービスとしての[福祉用具購入]が適用されれば、費用の90%が、介護保険から補助(支給)されます。また、工事によって浴室に手すりを取り付ける場合は、[住宅改修]といった介護保険サービスを受けることで、最大20万円の補助(支給)が得られます。


ただし、それらの介護保険サービスを受けるためには、ご両親のどちらか1名でも、要介護認定が必要です。各市区町村の担当者による認定調査などの手続きが必要となりますので、最寄の窓口までお問い合わせください。


入浴は、単に身体を清潔にするだけでなく、心からの寛ぎを得ることで、暮らしに充実感を与える、大切な生活習慣でもあります。その安全を、転ばぬ先の杖的な配慮で早期に検討することは、大変よい心配りだと思いますよ。


回答者/社会福祉主事 佐藤弘一郎

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| 2007年07月30日 |
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